MHCでは、ムスリムが安心できてかつ日本の実情に合わせ、既存のメニューに加えてハラルメニューの提供を可能にしたり、ハラルラインを設けてハラル製品の生産を可能にしたりする仕組みを構築しています。施設・設備のハラルの信頼性がきちんと確保されて製造・生産されている証として、「ローカルハラル認定書」を発行しています。
その規格は、世界的に最も通用度の高いマレーシアのハラル認証基準をベースに、日本の現状に合わせてローカライズしたものです。
ハラルメニュー対応飲食店 |
ハラル製品の販売 |
[信頼が厚いローカルハラルマークで
多くのムスリムが日本食や日本の製品を安心して楽しんでいます]
MHCのローカルハラル規格は、マレーシアとインドネシアのハラル認証を管理する資格を持ったイスラム教徒によって、非イスラム国である日本の商業環境を考慮し、実現可能なレベルでのハラル基準を提案したものです。本規格では、製造や調理の過程で起こるハラルとノンハラルの混合を防ぐ仕組みが確立されています。
また、イスラム教徒にとって最大の禁忌である豚については、必要に応じて科学的な分析を組み合わせ、当該製品やメニューに含まれていないことを調査します。
弊社は、ローカルハラル製品または飲食店の利用者に対して、本規格のハラル性を保証し、その説明責任を負います。
MHCのローカルハラル規格は、日本国内および、海外の商品見本市で出品する際に有効で、マレーシアのナジブ首相にも認められ、「お陰様で私たちも日本のレストランでハラルの牛肉を楽しめるようになった。」とのお言葉を頂きました。下記写真は東方政策30周年記念の式典で弊社代表のアクマルが表彰された時のものです。
ムスリム おもてなしのポイント を学習 |
イスラム教について 基礎知識を学習 |
ハラルについて 基礎知識を学習 |
施設の管理方法 を学習 |
講習会には、おおよそ2~3時間ほどお時間を頂戴しております。
受講いただいた方には「ローカルハラル管理責任者」の資格を交付いたします。
原材料がハラル であるか検査 |
検査結果の報告 |
検査結果に応じ 代替原材料を提案 |
施設に伺い生産ラインのハラル性を実見 (厨房や工場など) |
ローカルハラル認定のための 書類整備 |
施設の実見には、おおよそ1~1.5時間ほどお時間を頂戴しております。
会社概要のほか、ローカルハラル管理責任者の配置が明記されている会社組織図、生産部門にてハラル環境が用意されているか分かる見取り図など必要な書類を整備していきます。
全ての書類と要件が整えば ローカルハラル認証交付 |
3カ月に1度ハラルチェックシートにて ハラル環境が維持できているかを報告 |
1年ごとにムスリムが訪問して 施設を点検 |
ハラルの管理には、ハラル管理責任者としてムスリムの雇用が必要なのが一般的で、日本の企業にはハードルが高いという現状。MHC提唱するローカルハラル認証では、ハラル環境維持について専門的な知識を有するイスラム教徒の行う研修を受けたローカルハラル管理責任者とローカルハラル管理委員会を組織内に置くことでこの問題を解決しています。
MHCではローカルハラル認証取得にあたり、ローカルハラル管理責任者を最低でも2名配置いただくことを求めています。ハラル環境のチェックを複数の視点から行うためです。ローカルハラル管理責任者は、非イスラム環境においてハラル環境の維持管理を実践できる人材であることが求められ、イスラム教やハラルについて基本的なことから様々な場面ごとの応対などについて正しい知識を敬虔なイスラム教徒から学ぶことが必要です。
また、組織全体に対してローカルハラル委員会を通じてハラル環境の維持管理を推進していく役割を担っていただきます。ムスリムが安心して利用できる施設であると判断されるには、ローカルハラル管理責任者が責任もってハラル環境を担保していることが重要となります。
○ 飲食・宿泊施設・・・接客部と厨房部に配置
○ 工場・・・生産ライン部と管理部に配置